※丸山穂高議員には大阪W選挙の内幕、維新+公明の「大阪都構想」の裏取引と罠についてぜひ語っていただきたいものです。
 橋下徹氏の「公明党が潰れるまで何度でもやる」という恫喝と駆け引きに対し、公明党を潰してくれるなら……と本気で期待したナイーブな人はまさかいないとは思いますが、橋下徹氏の本性を知っている人間からしたら、何が何でも都構想を実現させたいがためのいつものパフォーマンスであることは最初から分かっていたことです。
 丸山議員への非情な処遇、松井一郎代表の狼狽えぶりを見ても、橋下徹氏が今も隠然と力を持ち、維新を支配しているのは明らかです。

松井
大阪維新の会の松井一郎代表(大阪市長)と公明党大阪府本部の佐藤茂樹代表(衆院議員)

※大阪都構想問題を考える際の前提にもなるところです。

 ● 「大阪発“地方分権改革”ビジョン 改訂版」 
(平成29年3月)
 ●「『関西広域連合』を進化させ、『関西州』を目指せ」 
(平成30年7月)
 ●  「地方分権・広域行政・道州制に-地域の自立と繁栄の多極化に向けて」
 (平成30年7月)


◆公明府本部による住民投票の実施容認後、維公幹部が協議◆

 大阪都構想の是非を問う住民投票への対応について、大阪維新の会と公明党大阪府本部は19日、都構想の実現を前提に議論を進めることで基本合意した。
 維公幹部が大阪市内のホテルで会談し、住民投票の実施に向けた協議を開始。23日にも再協議し、最終合意に達すれば月内に共同記者会見で発表する方向で調整に入った。

 複数の関係者によると、維新代表の松井一郎・大阪市長や維新政調会長の吉村洋文・大阪府知事のほか、公明府本部の佐藤茂樹代表(衆院議員)ら計11人が出席した。
 公明府本部による住民投票の実施容認後、維公幹部が協議するのは初めて。

 約1時間の会談では、都構想の賛否について維新側が公明の姿勢を改めて確認。
 公明側は住民投票の「実施容認」を伝えた上で、都構想の実現を前提に今後、府と大阪市の協議会で具体案の議論を進める考えを示したという。ただ公明の党内調整も必要なため最終合意には至らず、23日にも幹部らが再び集まることになった。

 都構想は大阪市を廃止し、東京23区のような特別区に再編する制度改革。4月の府知事・大阪市長のダブル選で推進派の維新が大勝したのを受け、都構想に反対してきた公明は5月、「民意」を重視するとして住民投票の実施容認を表明した。
 さらに、19日の協議を前に幹部同士が接触した際、公明側は都構想に基本的に賛成の立場で臨む考えも水面下で伝えていた。

        *

◆関連記事
【都構想】大阪市長、任期内の住民投票目指す 公明に協力迫る →4年前にも公明党に対して住民投票時に裏工作をしたことが暴露される

大阪ダブル選で維新コンビ勝利、改革路線に信任 →「大阪都構想」再燃→民主的な財政改革なしの地方分権は更に格差広げる

【大阪市】大幅な合区を検討 《都構想》再燃か 公明の総合区案に維新が賛同 →都構想をめぐって2015年5月の住民投票で五つの特別区に再編する案が否決されている。

【都構想】維新、水面下の工作を暴露される →創価学会幹部に「(“賛成”の見返りとして)5特別区のうち、いくつかの区長を公明党に譲ってもいい」と持ちかけたが、にべもなく断られていたことが判明。

「都構想」経費31億円でも…橋下市長はW選で“再挑戦”のア然 →「大阪都構想」に、大阪府と大阪市で合わせて31億7852万円もの税金が使われていた。