金村竜一

 ◇常磐道“あおり” 40代男の逮捕状請求へ

 茨城県の高速道路で車を運転していた男性が男から「あおり運転」をされた上、殴られた事件で、警察は、傷害容疑で40代の男の逮捕状を請求する方針を固めた。
 男の居場所はわかっておらず、警察が行方を追っている。

 ◇あおり運転+暴行男の名前特定 免許証住所は静岡

 高速道路上での強引な割り込み。そして危険な蛇行運転。さらにドライバーの顔面を殴打。
 8月10日、茨城県常磐自動車道で悪質なあおり運転を繰り返した男に対して、被害者の男性はそのときの恐怖を語った。

被害者の男性:
「この人たちは本当に自分たちを殺すつもりできているんだな、と思いました」

 

 高速道路で男があおり運転の末、相手の男性を殴った事件で、男は代車として借りた車を返却せず、ディーラーとトラブルになっていたことがわかった。

 この事件は、茨城県の常磐自動車道で8月10日、男性が車を運転中に外国製の高級SUVにあおられたうえ、運転手の男に5発殴られたもの。

 関係者によると、男は、7月21日に神奈川県内のディーラーで自分の車の修理にともなう代車として、このSUVを3日間借りた。

 しかし、男は「この車が気に入った。購入を検討している」などと言って、およそ20日間にわたって返却せず、事件の翌日になって代理人が返しに来たという。

ガラケー女
同乗していた30~50代?と思われる女がガラケーで被害者の車を撮影

 車が貸し出された2日後の7月23日には、静岡県と愛知県でも、この車によるとみられる、あおり運転の通報があり、警察が捜査を進めている。
(フジテレビ)
FNN 8/15(木)

BMW
返却された車を警察が検証、男は代理人(従業員)に車を返却させ行方をくらましている

■傷害罪
人の身体を害する傷害行為を内容とする犯罪であり、広義には刑法第2編第27章に定める傷害の罪(刑法204条~刑法208条の2)を指し、狭義には刑法204条に規定されている傷害罪を指す。

・傷害罪(204条)
「十年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料」が「十五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」に。
・傷害致死罪(205条)
「二年以上の有期懲役」が「三年以上の有期懲役」に。
・危険運転致死傷罪(208条の2第1項)
「十年以下の懲役」が「十五年以下の懲役」に。