※失敗は失敗で実験データとして蓄積されますから、「失敗だったからいいだろう」ということにはなりません。
 25日に再度発射するかどうかにかかわらず、これはアメリカにとって斬首作戦その他の作戦遂行の“大義名分”にもなります。
  
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【ワシントン支局】
 米太平洋軍は15日(日本時間16日午前6時20分)、北朝鮮の咸鏡南道新浦(シンポ)付近から発射されたミサイルを探知したと発表した。
 弾道ミサイル1発で直後に爆発。種類の分析を進めているとしている。
 産経新聞
livedoorニュース

北朝鮮、ミサイル発射

【ソウル聯合ニュース】
 北朝鮮は16日午前、弾道ミサイル1発を発射したが失敗したようだ。
 韓国軍合同参謀本部はこの日、「北がきょう午前、(北東部)咸鏡南道・新浦付近から未詳のミサイルを発射したが、失敗したとみられる」と明らかにした。北朝鮮が発射したミサイルの種類はまだ確認されていない。

 北朝鮮は今月5日に同じ場所から弾道ミサイル1発を発射したが、約60キロ飛んだ時点で、欠陥により東海に墜落した。
 当時、韓米当局はミサイルを中長距離弾道ミサイル「北極星2」(米国側の呼称は「KN15」)系列と推定したが、米軍事当局の一部は中長距離弾道ミサイル「スカッドER」とした。

 情報当局の関係者は「この日、発射に失敗したミサイルは5日に新浦付近から発射したものと同系列だとの見方に重点を置いている。地上の発射施設から遠くまで飛ばせなかったとみられる」と伝えた。

 北朝鮮は前日、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年(太陽節)に合わせて平壌で実施した軍事パレード(閲兵式)で、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるミサイルなど3種類のICBMを公開。これに次ぐこの日のミサイル発射は軍事的な圧力を強める米国に対する一種の武力誇示と受け止められる。

 北朝鮮は25日に朝鮮人民軍創建85周年を迎えることから、再度弾道ミサイルを発射する可能性が高いとみられる。
聯合ニュース 4/16(日) 9:17配信

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 ◇「北朝鮮、ミサイル発射の可能性高い」ロシア駐北大使が見通し

 【モスクワ=黒川信雄】
 ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使は15日までに放映された露国営テレビの番組で、北朝鮮が同日の金日成(キム・イルソン)主席の誕生記念日「太陽節」か、25日の創建記念日(建軍節)などに合わせ、ミサイル発射を行う可能性が高いとの見通しを示した。核実験の可能性も否定できないと述べた。

 マツェゴラ氏は番組で、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が最近行われたミサイル用新型エンジン実験の際に、国際社会がまもなく同国のミサイルエンジン開発の重大性を認識するという趣旨の発言をしていたことから、北朝鮮がミサイル技術分野での成果を誇示しようとすることは「ほぼ間違いない」と指摘した。

 一方、核実験については「政治的な意味合い」があるとし、その実施の可能性も「決して否定するべきではない」と語った。 
産経新聞 4/15(土) 18:28配信