※3日午前、日米首脳が3回目の電話協議を行うなど緊迫する中、午後0時半(日本時間)、北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ)にて6回目の水爆実験が行われました。
 今回、マグニチュード5.7の地震が観測され、5回目の核実験(10kt規模)の10倍の規模(100kt~)とみられ、7月の二度にわたるICBM発射実験を含め、トランプ大統領が設定した「レッドライン」を完全に越えてしまったことになり、米国が北朝鮮を攻撃する可能性は高まったものと思われます。

 尚、週半ばから日本の広域で雨が予想されていますので、不要不急の外出は控え、雨に濡れた場合はすぐに着替え、シャワーを浴び、窓の開閉にも気を付けた方がよさそうです。

suibaku

【ソウル聯合ニュース】
 北朝鮮の核兵器研究所は3日午後、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に完全に成功した」とする声明を発表した。北朝鮮の科学者らがこの日午後0時半(日本時間)に北東部の核実験場で実験を成功裏に実施したとした。

 実験はICBMの弾頭部に搭載する水爆製造の威力の調整、内部構図の設計に対する正確さや信頼性を検討・確証するため行われたという。

 朝鮮中央テレビはこの日午後3時半(同)に発表した重大報道で、朝鮮労働党政治局の常務委員会がこの日午前に開かれ、同会議で核実験の実施を決めたと伝えた。

 北朝鮮の核実験発表は実施から3時間後に行われた。

 韓国気象庁は同日午後0時29分に北朝鮮北東部の咸鏡北道・吉州郡豊渓里付近でマグニチュード(M)5.7の人工地震が発生したと発表した。
 震源の位置は北緯41.3度、東経129.08度で、震源の深さは0キロ。

 北朝鮮の今回の核実験は6回目。
 昨年9月の5回目以降、約1年ぶりで、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後初めて。
聯合ニュース 9/3(日)

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◇「金正恩は核攻撃能力を持った途端…死ぬ」 地中貫通核爆弾の本気度(米)

 地中貫通核爆弾(バンカーバスター)=航空爆弾の一種。
 硬化目標や地下の目標を破壊するために用いられ、特殊貫通弾あるいは掩蔽壕破壊弾とも呼ばれる。
 高速度で落下することでコンクリートや盛土などの遮蔽物を貫通し、目標に到達したのちに爆発。
 地下施設が多いといわれる北朝鮮にはMOABよりも効果的。