長島昭久元防衛副大臣
[民進党を離党し、除名処分となった長島昭久元防衛副大臣]

 民進党に離党届を提出し除名が決まった長島昭久元防衛副大臣と行動を共にするとして、同党所属の東京都議1人と市議6人が25日、離党届を提出した。

 いずれも長島氏の地元・衆院東京21区(立川、昭島、日野3市)の議員で、別の市議2人も近く離党届を出すという。7月の都議選を前に公認候補らの離党の動きが相次ぐ中、今回の大量離党は同党にさらなる打撃となる。

 離党届を提出した7人のうち酒井大史都議(立川市)と日野市議1人は、民進党公認で都議選に出馬する予定だったが、今後は小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」との連携を模索する。
 民進党の公認候補36人のうち、離党届を提出したのはこれで13人となった。
時事通信 4/25(火)


 ◇蓮舫氏、求心力低下くっきり=宙に浮く細野氏後任-民進

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 民進党の細野豪志前代表代行が辞任して1週間余り。蓮舫代表が後任人事を決められずにいる。
 代行が他に2人いることから「補充は不要」との見方がある一方、党幹部の一人は苦戦必至の7月の東京都議選を前に「今さら成り手がいない」と悲観的。蓮舫氏の求心力低下がくっきりと浮かび上がっている。

 細野氏の辞任は14日に決まり、後任を置くかどうかや置く場合の人選は、蓮舫氏に一任することが同日の執行役員会で確認された。

 現在は安住淳、江田憲司両氏が代表代行を務める。党規約は代行について「若干名を置くことができる」とするだけで、人数の規定はない。

安住淳、江田憲司
[安住淳氏(左)と江田憲司氏]

 蓮舫氏が昨年9月の代表就任に当たり、細野氏を代行に据えたのは、同氏に連なる党内保守派を取り込む狙いがあった。その細野氏が、共産党との連携を深める執行部への保守派の不満を背景に辞表をたたき付けた以上、後任を置く意味は薄れている。

 実際、榛葉賀津也参院国対委員長は21日の記者会見で「そもそも代行3人というのが多過ぎた。1人で十分だ」と言い切った。
 新たに代行を決めるには両院議員総会の承認が必要だが、「総会を開けば執行部批判が噴出しかねない」(蓮舫氏周辺)との懸念もある。

 蓮舫氏自身は「まだ決めていない」と周囲に漏らしている。
「蓮舫氏の下で代行になりたいという人もいない。もう挙党態勢はつくれないかもしれない」
 ある党幹部は執行部の苦境をあけすけに語った。(2017/04/22)
時事ドットコム

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