①【大阪府豊中市小5少女浴槽殺人・智片直子ちゃん事件】
1990年10月14日夕方、豊中市刀根山1丁目の自宅の浴槽の中で、市立小学5年生の女子児童(当時11歳)が意識がない状態でぐったりして倒れているのを帰宅した母親が発見し、女児は病院に運ばれたが、意識が戻らないまま事件から約2ヵ月後の12月9日に死亡。
大阪府警捜査一課の調べによると、遺体には首を絞められたような跡があり、母親が帰宅する直前に自宅玄関前の階段から慌てて走り去るジーンズ姿の不審な若い男の姿を目撃しており、この男を目撃した直後に女児が浴槽で倒れているのを発見している。
②【大阪府大阪市東淀川区小1少女死亡事件・山川典子ちゃん事件】
山川典子ちゃん(当時6歳)は、1991年5月6日に、大阪市東淀川区西淡路の自宅付近の公園で遊んでいたが、午後5時半ごろから行方がわからなくなり、その後、守口市のマンションの貯水槽下で遺体となって発見された。
山川典子ちゃん(当時6歳)は、1991年5月6日に、大阪市東淀川区西淡路の自宅付近の公園で遊んでいたが、午後5時半ごろから行方がわからなくなり、その後、守口市のマンションの貯水槽下で遺体となって発見された。
当初、現場で濃い緑色の外車が目撃されており、ひき逃げと見られていたが、典子ちゃんは頭と右手足の三か所を骨折、腹部全体に多くのひっかき傷と、右肩から左腹にかけて幅十五センチの帯状の皮下出血がたすき掛けにあったものの、交通事故特有のタイヤ痕はなく、殺害されたあと車で運ばれて遺棄されたものと考えられる。
さらに、大きな傷は体の右側に偏っているうえ、腹部の傷も縦、横、斜めと方向がまちまちなのも、これまでの事故による傷の特徴と大きく食い違っており、解剖医が再度原因を検討したが、事故とは断定できなかった。
(1991.06.06 読売新聞 大阪夕刊)
③【大阪府吹田市4歳少女殺人事件・森山千郷ちゃん事件】
千郷ちゃんは1991年9月11日午後、「公園に行く」と自宅を出たまま行方不明になり、同15日、約4キロ離れた大阪市東淀川区の淀川河川敷で水死体で発見された。
千郷ちゃんは1991年9月11日午後、「公園に行く」と自宅を出たまま行方不明になり、同15日、約4キロ離れた大阪市東淀川区の淀川河川敷で水死体で発見された。
府警は当初から何者かが連れ去り生きたまま川に放り込んだとみていたが、目撃証言が少なく捜査は難航した。
④【大阪府吹田市5歳少女死亡事件・小倉優華ちゃん事件】
小倉優華(ゆか)ちゃん(当時5歳)が、1992年4月28日夕方(午後6時以降)、吹田市千里丘上の自宅近くで遊んでいて行方不明になり、翌日早朝、南西約8.5キロの豊中市穂積の教会駐車場で遺体となって発見された。
小倉優華(ゆか)ちゃん(当時5歳)が、1992年4月28日夕方(午後6時以降)、吹田市千里丘上の自宅近くで遊んでいて行方不明になり、翌日早朝、南西約8.5キロの豊中市穂積の教会駐車場で遺体となって発見された。
優華ちゃんには、頭や両足を骨折し、タイヤにひかれた跡があったため、ひき逃げされたとみられている。
死亡推定時刻は、午後8時ごろで、頭部に陥没骨折が2箇所あり、即死状態。
その後、犯人は、 優華ちゃんを吹田市江坂町四のため池「前田池」に運び、遺体を洗ったとされています。
「優華ちゃんは、すべり台や、花びらを使った色水作りなど、何にでも興味を示し、自宅からニンジンを持ってきては園内で飼っている二匹のウサギにあげるのが好きだった」
―読売新聞、1992年4月30日、大阪朝刊―
(※うさぎのイラストはこちらからお借りしました)
※この事件は、ひき逃げとしての時効が成立し、2007年4月に殺人事件の時効も成立しました。
「優華ちゃんは、すべり台や、花びらを使った色水作りなど、何にでも興味を示し、自宅からニンジンを持ってきては園内で飼っている二匹のウサギにあげるのが好きだった」
―読売新聞、1992年4月30日、大阪朝刊―
(※うさぎのイラストはこちらからお借りしました)
※この事件は、ひき逃げとしての時効が成立し、2007年4月に殺人事件の時効も成立しました。