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 ◆空爆の対象は金正恩、核開発拠点、弾道ミサイルサイロが最優先か

 トランプ政権が北朝鮮による核の脅威を排除するための手段として武力行使の可能性について検討作業に着手したことが1日、The Wall Street Journalの報道で明らかとなった。 
 
 米国政府の東アジア政策はこれまでは軍事バランスの維持に重点を置くものとなってきただけに、トランプ政権が仮に北朝鮮による核の脅威を排除するために武力行使を選択した場合、米国政府の東アジア政策は抜本的な変容を迫られることとなる。 

 北朝鮮は国連による反対決議にも関わらず、核実験やその運搬手段となる弾道ミサイルの実験を強行している。 
 
hqdefault また、先月には、北朝鮮の最高指導者となるの金正恩氏の異母兄弟をマレーシアで暗殺するなど、東アジア地域の平和維持の大きな脅威となっている。 

 トランプ大統領は先月、米国を訪問した日本の安倍首相と首脳会談を実施したが、この日米首脳会談の席上において、トランプ大統領から安倍首相に対して、北朝鮮に対する武力行使の可能性の打診が行われ、日本側からは「懸念」が伝えられた模様となる。 
 
 トランプ政権が北朝鮮に対してどのような武力行為を行うことを検討しているかについては明らかにはなっていないが、米国は潜在的脅威に対して武力行使を行う場合には、脅威のリスクを査定し、リスク上位の目標に対して精密誘導爆弾などで空爆を行うことをしてきた。 
 
 同様な手段が北朝鮮に対して行われると仮定した場合、最高指導者個人、核開発拠点、弾道ミサイルサイロなどが真っ先に狙われることとなる。
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[精密誘導爆弾]
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