※文在寅による任命強行、就任から約一か月の間に曺国一族の疑惑が噴出、呪術師に振り回されて辞任に追い込まれた前朴槿恵政権以上のスキャンダルに、なぜか日本の左翼メディアも連日浮足立っていましたが、疑惑のタマネギ法相も“反文政権”勢力と検察の怒涛の攻勢についにギブアップしたようです。

 韓国の現行法では大統領の任期延長や重任ができないため、文氏には「革命派の中からまず法相を立て、法改正を強行して二期10年の長期政権をめざす(Aプラン)」か、あるいは「任期延長が無理なら、国内の従北勢力の中の誰かを次期大統領に据え、親北・左派革命政権を維持する(Bプラン)」という二段構えの計画があったようです。

任錘哲 Bプランにおいて、北朝鮮の指令をダイレクトに受けているといわれている大統領秘書室長の任錘哲(イム・ジョンソク=右)氏を次期大統領候補に推す、このA、Bプランの重要な布石である法相として白羽の矢が立ったのが曺国氏だったわけですが、国内の保守勢力が検察とタッグを組んで徹底抗戦、エース曺国氏潰しを図ったというのが真相なのではないかと思われます。

(“ポスト文在寅”最有力候補といわれていた安熙正氏は、秘書への性的暴行で実刑確定=2019年9月)

 アメリカや日本に見限られ、国内でも曺国氏の任命強行で世論の猛反発を受けすでに死に体になっていた文政権にとっては、もはや支持率の回復云々もさして問題ではなく、任期中に半島のアカ化統一、朝鮮再統合へ向けて突き進むしかないという焦りが命取りになったようです。 *

チョ・グク 辞意表明

 【ソウル支局】韓国のチョ・グク法相は14日、辞意を表明した。ロイター通信などが伝えた。
 チョ氏をめぐっては、親族が運営してきた学校法人をめぐる不正疑惑などで、ソウル中央地検が捜査を進めていた。

 辞任の理由について、チョ氏は「これ以上、私の家族のことで文在寅(ムン・ジェイン)大統領と政府に負担を掛けてはいけないと判断した」と説明しているという。

韓国法相をめぐる疑惑

 チョ氏は文大統領の最側近の一人。検察改革を期待されて9月9日、法相に指名された。しかし、娘の不正入学のほか、家族ぐるみの不透明な投資が取り沙汰され、辞任を求める抗議活動が起きていた。

 約1カ月での辞意表明となり、文大統領の任命責任が問われるのは必至だ。
産経新聞 2019.10.14

チョ・グク法相の辞任求め大規模集会
曺法相辞任を要求する大規模集会:前列中央は「自由韓国党」の黄教安代表

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F4
“青瓦台のF4”:左から文在寅、任錘哲(イム・ジョンソク)、曺国、崔順実(敬称略)