[2015年1月に北朝鮮に入国、翌2月拘束]
【ソウル時事】
北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、国家転覆を図った罪で拘束されていた韓国系カナダ人牧師の林賢洙氏が病気のため、人道的見地から釈放されたと報じた。中央裁判所が決定したという。
林氏は60代で健康悪化が懸念されていた。
同通信によると、カナダ首相特使としてジャン国家安全保障顧問が8日、平壌入り。林氏の解放をめぐり、北朝鮮当局と協議したとみられている。
林氏は2015年1月に北朝鮮に入国。
翌2月に北朝鮮当局に拘束され、国家転覆陰謀罪で無期労働教化刑を言い渡された。
北朝鮮内でカナダ人の領事業務を担当するスウェーデン大使館の臨時代理大使が今年7月に面会した際、林氏はカナダ政府が問題解決へ努力するよう求めていた。
時事ドットコム(2017/08/09)
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