※影武者が3人~15人いると言われている金正恩氏。
 メディアに出ている最近の画像はほとんど“偽物”と思われますが、2014年時のこの動画は本人とみて間違いないでしょう。
(この時点ですでにかなり太っており、現在は杖をつかなければ歩けないという噂もあります)
(2:47と3:03あたりに張本勲氏らしき人物が映っています)

金正恩
[どことなく父・故金正日氏に似てきた感のある正恩氏‐2014年1月8日]

 北朝鮮が国際社会への挑発を止めない。
 15日早朝には「火星12」とみられる弾道ミサイルを発射し、北海道上空を通過させ、襟裳岬東約2200キロの太平洋上に着弾させた。
 3日には「6回目の核実験」を強行した。水爆の可能性が高い。許すまじき行動だ。(夕刊フジ)

 北朝鮮の核武装は東アジアだけでなく、世界の安全保障環境を劇的に変える。
 日本はこれを座視できない。
 米国は非核化を狙うが、北朝鮮はほぼ「核」を手中にしている。ここまで来た核武装を絶対に放棄しない。

 6回目の核実験後、北朝鮮は電磁パルス(EMP)攻撃の可能性に言及した。
 核搭載ICBM(大陸間弾道ミサイル)の完成も時間の問題である。
 北朝鮮は今後も核実験と弾道ミサイル発射を繰り返し、緊張を高めながら米国に対して体制保証を求めてくるだろう。

 北朝鮮国営メディアは「取るに足らない日本列島の4つの島を核爆弾で海中に沈めるべきだ」「米国の地を焦土にしよう。準備してきた報復手段を総動員してわれわれの恨みを晴らそう」などと威嚇し続けている。

 米国は多くの軍事的選択肢を持つ。
 核を含む圧倒的に優勢な戦力による攻撃から、小規模な軍事作戦による「斬首作戦」まで、いかなるオプションも取り得る。だが、直ちに先制攻撃が行われる可能性は低い。

 北朝鮮の核武装を放棄させるには、体制の内部崩壊か、米国による武力での打倒しかない。

 仮に米軍が圧倒的な軍事作戦を行う場合、ロシアと中国への影響を考慮して、両国から「承諾」「最低限の黙認」を取り付けておく必要があるが、黙認しないだろう。同盟国の韓国、日本への事前承諾も欠かせない。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を狙う「斬首作戦」の場合、彼のリアルタイムな情報が必須で、確実に「正恩氏の死」を確認しなければならない。チャンスは1回だけだ。失敗すれば、北朝鮮は周辺国に反撃してくる危険性がある。日本も対象だ。

 では、どう備えるべきか。

 日本は核を含む「抑止力の保持」を早急に検討し、北朝鮮のミサイル発射を思いとどまらせなければならない。それには冷静に、タブーなき核論議を行い、「非核3原則」を見直すべきだ。米国の核を日本で共同管理する「核シェアリング」など、現実的な核政策に転換する必要がある。

 「専守防衛」政策から、「積極防衛」政策に転換し、安全保障の基本方針(25大綱)を見直す。まずは地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入により、ミサイル防衛を重層化させる。

 そして、弾道ミサイルに対する、わが国独自の「懲罰的抑止力」、すなわち「敵基地攻撃能力」を保有しなければ、北朝鮮の弾道ミサイル発射は止まらない。国民の不安も解消しない。

 ■火箱芳文(ひばこ・よしふみ) 
産経ニュース 2017.9.25

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※金正恩氏の主な執務室は下の3か所。
 他にも地下道で繋がっている“隠れ家”的な場所が複数か所あり、金正恩氏はそれらを転々としているといわれています。
 党幹部のアパートに隣接しているロシア大使館を通してリアルタイム情報を得ている可能性も高く、もしかすると、金正恩氏はすでにロシアに逃れていて、そこから指示を出しているということも考えられます。
 
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kim28
[NBAのデニス・ロドマン氏らを招いてバスケットボールの試合を観戦する金正恩夫妻‐2014年1月8日]

kim26
[金正恩氏の身長は李雪主夫人とほぼ同じ。首と腕が短いのと袴のようなズボンが印象的]