※ブログ主催者が扇動した大量懲戒請求の被害弁護士らによる提訴は延べ200件(概算)を超え、今月に入って結審&判決が出た事件も二桁、本日行われる2件を含め、東京地裁と横浜地裁だけでも月末に向け40数件の裁判が予定されています。

 一方、被告敗訴の報が続く中、被告グループ「960人の会」による集団提訴、グループ内でさらに小集団を結成しての提訴が“新余命ブログ”で予告されるなど、“濫訴”によって混迷の様相を呈し、960人の会に実質何人が残っているのか、幹部を除いた一般会員自身も訳が分からなくなってしまっているようです。
 
 最新の情報では、懲戒請求者3名が北周士弁護士、嶋﨑量弁護士、佐々木亮弁護士に対しそれぞれ150万円(50×3)、金哲敏弁護士に8人からそれぞれ100万円、計800万円の損害賠償請求(3月26日)が提起されているようです。

北周士

金哲敏

 櫻井光政弁護士は懲戒請求を審査、審理する立場のかたですが、その櫻井弁護士曰く、「大量懲戒請求対策の一環として、懲戒請求者に身分証明書類の添付を求めるモデル案が日弁連から発表された。今後は免許証のコピーなどの提出が求められることになりそうだ」とのことです。これはぜひ実施するべきでしょうね。

 そもそも、ブログ読者約1000人がどこの誰とも分からないブログ主の嘘の情報=「懲戒請求は匿名でできる」に唆され、街頭署名のような気軽さで安易に署名・捺印したことが“司法テロ”もどきの社会問題を引き起こしたわけですから、各自に懲戒事由の妥当性の確認、情報取集の義務や責任があることを自覚させることは重要です。

 ブログ主の発信する嘘の情報を鵜呑みにし、ブログ主に白紙委任状を託し、告発や懲戒請求を行ったブログ読者の平均年齢は55歳以上とも言われています。
 彼ら自身はカルト信者などと揶揄されることに抵抗を感じたり反発しているようですが、それこそまさにブログ主によって洗脳され、自分でも気づかないうちに精神的、経済的にコントロール下におかれているということです。

 カルトというと、信者の集団自殺とか、教団からの救出や奪還を試みた善意の人が殺されたりなどという危険なものだけをイメージしがちですが、広い意味でいえば、宗教に限らず、政治的なものや自己啓発セミナーのようなものも含まれます。

 それらの特徴を考えた場合、ある種のカリスマ的リーダーの存在、外部の者に対する異常な敵愾心、縦横の情報の分断と孤立化、特定情報の洪水による思考の停止など、「960人の会」の人たちにも共通するものがあります。それについては、北周士弁護士も下のように極めて紳士的、かつマイルドな表現で忠告していらっしゃいます。

北周士


【重要】 「960人の会」の方へ
余命三年時事日記ブログの提訴案件に関する委任契約を解除し、選定書を取り下げる方法

        *

◆関連記事
【余命三年時事日記】懲戒請求者に弁護士反訴 712人に3億6千万円
 →神原弁護士「全く根拠のない嫌がらせ。人種差別をあおることが目的で看過できない」

【余命3年時事日記】神原元弁護士(自由法曹団常任幹事)が公安警察との協力を示唆、ツィッターで意見表明、懲戒請求者のリストを提供か →「私個人の被害回復よりそちらに力点を置く考え方も悪くない。そっちの方が正義にかなう」

「在日韓国人が7月9日に在留資格失い、強制送還」←デマの拡散で入管に不法滞在通報相次ぐ →『余命3年時事日記』ブログでデマ拡散、偽の通報が相次いで入管サイトがサーバーダウン

【余命3年時事日記】不当な大量懲戒請求呼びかけ、弁護士が扇動者の情報求め提訴 →「不当な請求を受け、ブログ運営者も共同不法行為に当たる」

【余命3年時事日記】「堂々と人種差別された」大量懲戒請求を受けた弁護士2名が提訴 余命氏所在不明 →金竜介弁護士(自由法曹団団員):専門は外国人刑事弁護と入管関連事件