小池百合子 雪中送炭

建築エコノミスト森山高至 @mori_arch_econo
親中派議員といっしょになって、「雪中送炭」ってフリップを自作してまで中国メディアに出してもらい、喜んで33万6000着もの大量の防護服を中国に貢いだのは2月半ばで、まだ2か月ちょっと前のこと。
4.05.2020

ポムポムメロン @U3hVz4dtc8HiKMS
33万6000着の防護服だけでなくセットの33万6000枚のN95マスクも送ってます。
このマスクは、コロナ流行前も一枚150〜200円程度するマスクです。
5.05.2020

二階俊博

 ◇

〈暗い深淵から出て来たか、明るい星から生れたか?/ぞっこん惚れた『宿命』が小犬のように後を追う〉(ボードレール・堀口大學訳『悪の華』)

 5月末の発売以来、全国の書店でベストセラー1位を続ける『 女帝 小池百合子 』(石井妙子著、文藝春秋)は、発売わずか2週間で10万部を記録した。小池百合子東京都知事の半生に、3年半にわたる緻密な取材で迫ったこの本は、この有名な詩の一節からはじまる。

 ◇「芦屋令嬢」「カイロ大学首席卒業」を名刺代わりに

 彼女は、決して明るい星に生まれた人ではない。むしろ暗い深淵から出てきたような人だ。その「宿命」に抗いながら華やかな舞台を駆け上がってきた。
 名刺代わりに繰り出した「芦屋令嬢」や「カイロ大学首席卒業」も、彼女が自分の宿命に抗うための術だったかもしれない。
 だが、心に重たくぶら下がる「宿命」はどこまでも彼女に付きまとう。キャスターに抜擢されても、都知事に当選してからも……。

『女帝 小池百合子』から浮かび上がるのは、小池都知事が表舞台では隠し続けてきた、彼女の本当の姿だ。

 この本の土台の1つとなっているのは、石井氏が「文藝春秋」2018年7月号に書いた「小池百合子『虚飾の履歴書』」だ。
 この記事で積年の思いを石井氏に打ち明けたのが、エジプト留学時代に小池都知事と同居していた早川玲子さん(仮名)だった。『女帝 小池百合子』にも登場し、重大な証言をしている。

 ◇元同居人は怯えていた

 早川さんは、小池氏が防衛大臣になり、都知事になるにつれ、小池都知事の影に怯えるようになる。それはなぜなのか。『女帝 小池百合子』を読むとよくわかる。

 現在発売中の「文藝春秋」7月号及び「文藝春秋digital」に掲載されている、石井氏の最新レポート「 女帝・小池百合子が豹変するとき 」は、いわば『女帝』の続編といえる。
 東京五輪延期とコロナ対策でスポットライトを浴び、不死鳥のごとくよみがえった小池都知事が、都民の目に見えないところで何をしていたかが詳細に描かれている。

 ◇都庁に中国系テレビ局のクルーを招き入れ……

 2月6日、小池都知事が都庁に招き入れたのは中国系テレビ局のクルーだった。

「必要なものを必要な時にお互い助け合うという言葉で、わたくし、こういう言葉を知っているんですね」

 記者にそう言って都知事が掲げたフリップには、「雪中送炭」という日本人には見慣れぬ四文字が大きく書かれていた。

 この文字の意味するところは? このフリップで小池都知事は「誰に」「何を」アピールしようとしていたのか――くわしくは「文藝春秋」7月号及び「文藝春秋digital」の「 女帝・小池百合子が豹変するとき 」をお読みいただきたい。

 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、彼女が最優先に考えていたのはコロナ対策でも、都民の健康でもなかった。東京都の新型コロナ対策が遅れた原因の一端も実はここにあった。彼女の「宿命」はかくも業が深いのだ。

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文春ONLINE 2020年6月12日


精華大 小池百合子
清華大学との覚書を締結した東京都の小池百合子知事

 ◇東京都、中国・清華大学と交流へ覚書

 東京都は17日、中国の清華大学と包括交流に関する覚書を結んだ。技術革新や研究・教育などの面で交流を深める。小池百合子知事は「(清華大の)世界トップクラスの教育・研究力を東京の都市課題の解決に生かしたい」と述べた。

 小池氏が同日、都庁で清華大トップの陳旭校務委員会主任と覚書を結んだ。持続的交流に向けて「科学技術イノベーション」「学術研究・教育」「人材交流・育成」の3項目で合意した。具体策は今後、調整する。

 自動運転や顔認証など清華大の先進技術を都政に取り入れる方針だ。首都大学東京(20年4月から東京都立大学に改称)の教育・研究の強化にも清華大との連携を生かす。学生や教員の交流を進め、共同研究を模索する。
日本経済新聞 2019/12/17

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朝堂院大覚はいう。
「当時の小池家は借金取りに追われておって、私立の大学に通わせられるような余裕はなかったやろ。そんな金があるなら、金を返して欲しいと皆、思っておる。入ったはいいが、入学金が払えんとか。あるいは最後はかなり、危ない筋から借りておったから娘が大学に通えたかどうか……」(第一章より)

「親父Yはあんなやし、兄貴も頼りない。だから百合子は肉親をまったくあてにできなかった。生きていくには男を頼るしかなかったんやろ。……父親Yはワシにさかんに百合子を売り込んできよって、百合子もワシに近づこうとする。恐ろしい親子だと思った」(第二章より)

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