宇野昌磨、羽生結弦、フェルナンデス
[左から宇野昌磨、羽生結弦、フェルナンデス=17日、韓国・江陵]

 ◇羽生結弦「自分の人生史上、一番幸せな瞬間」

 平昌五輪第9日の17日、フィギュアスケート男子で金メダルを受け取った羽生結弦(ANA)は、「頑張ってきてよかった。生きてて良かったなと思う瞬間です」と振り返り、「皆さんのおかげで自分の人生史上、一番幸せな瞬間を過ごしています」と話した。
読売新聞 2/17(土)


羽生結弦
[4回転サルコーを跳ぶ羽生結弦の連続合成写真(松永渉平撮影)]

 ◇羽生演技「剣闘士の気迫、少女の柔らかさ」韓国紙も絶賛

 連覇を果たしたフィギュアスケート男子の羽生結弦選手について、韓国各紙(電子版)も相次いで速報した。

 朝鮮日報はこの日の滑りについて「躍動的なジャンプは気迫のこもった剣闘士のようで、リンクを彩る柔らかなスケーティングは10代の少女のようだった」と絶賛。
「羽生の羽生による羽生のための舞台だった」と結論づけた。

 同紙は宇野昌磨選手が銀メダルを獲得したことにも言及。
「羽生と宇野が金・銀を席巻したことで、『ノーゴールド』に沈んでいた日本が本格的にメダルレースに参入した」とした。

 中央日報は「『王子』から『皇帝』になった羽生」との見出しで記事を掲載。
 羽生選手について「技術の正確性と芸術性を持ち合わせた最高のスケーター」と紹介し、「終盤には優勝を確信した様子で拳を振り上げ咆哮した」などとこの日の演技を詳細に報じた。

 SBS放送は公式ニュースサイトのトップ記事で報道。
「フィギュア王子の幻想的な演技」として、映像つきで伝えた。
クリムキンイーグル
宇野選手の得意技“クリムキンイーグル”

 ◇羽生連覇、宇野と表彰台=日本勢メダル9、海外開催最多

 平昌五輪第9日は17日、フィギュアスケート男子のフリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)が男子66年ぶりとなる連覇を果たした。
 今大会の日本勢金メダル第1号。
 冬季五輪で日本選手の個人種目連覇は初めて。五輪初出場の宇野昌磨(トヨタ自動車)も銀メダルを獲得した。

 日本勢の今大会のメダル獲得数は9(金1、銀5、銅3)。前回ソチ五輪の8を上回り、海外開催の冬季五輪では最多獲得数となった。過去最多のメダル数は1998年長野五輪の10。 

 カーリングの日本女子は中国に延長戦の末、6-7で初黒星を喫し、通算3勝1敗となった。夜にOARと対戦する。
 日本男子はイタリアを6-5で下し、通算2勝2敗とした。

 ジャンプ男子個人ラージヒルにはソチ五輪銀メダルの葛西紀明、小林陵侑(ともに土屋ホーム)らが出場。

 ショートトラックでは、男子1000メートルの準々決勝で坂爪亮介(タカショー)と吉永一貴(愛知・名古屋経大市邨高)が上位を目指す。

 女子1500メートルには菊池悠希(ANA)、純礼(トヨタ自動車)姉妹らが出場。フリースタイルスキー男子エアリアル予選には田原直哉(ミルキーウェイ)が挑む。
時事ドットコム (2018/02/17)

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※羽生選手、宇野選手、フェルナンデス選手おめでとうございます!
 韓国もこの日だけは反日を忘れて手放しで絶賛しているようで、ちょっと笑ってしまいました。
 ファンが「羽生の存在そのものが奇跡。名前といい、容姿、実力といい、本当に少女漫画の王子様」と陶酔する気持ちがなんとなくわかります。

羽生結弦
[気迫のこもった演技の羽生結弦選手]