※本来なら先ずゴルフ練習場のオーナー(この付近の地主さん)と顧問弁護士が対応すべき案件ですが、復旧作業の説明会にも現れないというのは無責任としか思えません。
 現在通行止めになっている部分もあり、明らかに生活に支障をきたしているわけですから、過失責任や賠償云々の話よりもまず障害物を撤去することが先決かと思われますが、被害住民の一部(1戸)が「撤去作業時に生じる二次的損害に対してもボランティア側(フジムラ)が賠償責任を約束しなければ撤去に応じない」と主張しているため、撤去作業が出来ないままになっているようです。

 公道が使用できない状況なわけですから、管理責任者である行政サイドも市民の善意とエゴのぶつかり合いを他人事のように見て見ぬふりをせず、速やかな対応策を講じる必要があるのではないかと思われます *

台風15号でゴルフ練習場のネット倒壊
「市原ゴルフガーデン」の鉄柱とネットが隣接する民家に覆い被さるように倒壊

 台風15号の強風で千葉県市原市のゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」の鉄柱が倒壊し、民家16軒が損壊した事故で、東京都江戸川区の解体業者「フジムラ」が26日、住民を対象に説明会を開き、無償で倒れた鉄柱を撤去する方針を示した。被害があった全ての世帯から同意を得た上で、作業を始めるとしている。

ゴルフ練習場 倒れた鉄柱とネット‐市原市

 説明会には住人ら約40人が参加。(株)フジムラは撤去を無償で請け負うことや、撤去作業には全体で約2カ月かかることなどを説明した。

 フジムラによると、鉄柱が倒れた翌日の10日、同社の藤村一人会長が市原市に撤去の協力をしたいと手を挙げ、調整を進めていたという。

 自宅に鉄柱が倒れた高校生、松山優登さん(17)は、「無償と聞いて、涙を流す人もいた。いつ家に戻れるか分からないが、良かった」と話した。
産経新聞 2019.9.26