※資産50億円、55歳年下のモデル妻、愛犬の怪死、イケメン弁護士、etc....テレビのワイドショーや女性週刊誌などは見ていないので分かりませんが、さぞかし盛り上がっているんでしょうね。
 ミステリ好きの筆者としては巷間で囁かれている噂話とは全く別のストーリーが頭に浮かびますが、イマイチ創作意欲を掻き立てられる事件でもないので、そのうち忘れてしまう気がします。
 が、忘れた頃に想像のはるか斜め上をいく新事実なんかが出そうな気がしないでもありません。

デヴィ夫人
この方が登場するとスキャンダル度が2割くらいUPします

 ◇「カネ」「クスリ」「オンナ」で混沌…犯人像と捜査のカギ

★犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏が読み解く

 「紀州のドン・ファン」こと和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん(77)の怪死から24日で1カ月。野崎さんを取り巻く「カネ」「オンナ」そして「クスリ」がカギを握るとみられていたが、いずれも当初の騒ぎと様相が異なってきたようにもみえる。専門家が読み解く捜査の行方は-。

 野崎さんは5月24日、自宅で倒れているのを妻(22)や家政婦が見つけた。死因は急性覚醒剤中毒で注射痕はなかったことから、ビールなどの飲み物に入れられた可能性が指摘されている。

 注目されていたのが野崎さんが亡くなる18日前に急死した愛犬「イブ」の死因だが、死骸を掘り起こして調べたところ、覚醒剤の成分は検出されなかった。

 捜査の当てが外れたようにもみえるが、「出なかったのが事実ならば、むしろ捜査への影響はない」と喝破するのは元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏。

 「仮に犬から覚醒剤反応が出た場合、野崎さんが自分(の意思)で飲んだ可能性は消えるが、『ますます怪しさが増す』『事件性が高まる』といった程度にしかならない。捜査はこれまでと変わらないだろう」といい、今後も覚醒剤の入手経路が焦点となることは変わらないとみる。

 野崎さんが自著や各メディアで生前に豪語していたエピソードと実像が食い違っていることも事態を複雑にしている。

紀州のドンファン

 小川氏は「本に書いてある内容が盛りすぎているとなると『クスリはやっていません』というのも本当なのか分からなくなってくる。ただし、常習性があったかどうかについては毛髪の検査ですでに分かっているはずだ」と話す。

 「カネ」に関しては、生前、「資産50億円」とされたが、実際にはその数分の1程度とみられるほか、金銭トラブルがたびたびあったことも分かっている。

 「オンナ」についても、野崎さんの妻は当初、県警から自分や家政婦が疑いをかけられ、長時間の事情聴取を受けたことを明かしていた。だが、死の直前まで交友のあった女性6人の存在も浮上している。

 県警は20日になって野崎さんの会社を家宅捜索したが、「会社の捜索でも金庫や帳簿を見ていたようなので、捜査を『カネ』の方向に広げたかったという気持ちはあったかもしれない」と小川氏。

 「犯人像」と今後の捜査について小川氏は、「泥棒に入って見つかったから殺したということではないので、全く知らない人ではない。ただ、怨恨(えんこん)や遺産相続の線といっても可能性はいろいろある。時間をかけてでも1つ1つ証拠を積み重ねることが重要だ」と強調する。

 忘れたころに急展開するかもしれない。
livedoor news  2018年6月25日