ミサイル担当幹部 葬儀

【ソウル聯合ニュース】 
 北朝鮮の朝鮮中央通信は5 日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が先日死去した朱奎昌(チュ・ギュチャン)元党機械工業部(現・軍需工業部)部長の遺体と4日に対面し、哀悼の意を表したと報じた。 

 金委員長の公開活動が北朝鮮メディアに報じられたのは、先月21日に医療器具工場の視察と金永春(キム・ヨンチュン)元人民武力部長の葬儀参列が伝えられてから16日ぶり。 

 金委員長が公開活動を再開したことで、5 日に訪朝する文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領の特使団と面会するかが注目される。
聯合ニュース  2018-09-05 10:06 

 ◇89歳の老革命家、朱奎昌氏(チュ・ギュチャン)が死去、
 朱氏は党機械工業部長などを歴任。弾道ミサイル開発などの指揮を取ったとされる。

 訃報は同氏を「金日成主席と金正日総書記の忠実な革命戦士、最高指導者金正恩党委員長の親しい革命戦友であり、国の防衛力強化に特出した貢献をした老革命家である」と称えた。

金永春
朱奎昌氏(享年89歳)

 同通信の報道全文は次のとおり。

【平壌9月4日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党中央委員会委員候補で朝鮮最高人民会議代議員、アカデミー会員、教授、博士である党中央委員会顧問の朱奎昌氏が、全血球減少症によってチュチェ107(2018)年9月3日20時30分、89歳を一期に惜しくも死去した。

3日、朝鮮労働党中央委員会、朝鮮最高人民会議常任委員会の共同名義による訃音が発表された。

 訃音は、朱奎昌氏は金日成主席と金正日総書記の忠実な革命戦士、最高指導者金正恩党委員長の親しい革命戦友であり、国の防衛力強化に特出した貢献をした老革命家であるとし、同氏はたとえ死去したが、党と革命、祖国と人民に立てた同氏の功績は末永く残っているだろうと強調した。
auone.jp 9/04

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