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[トップに就任して5年目となる金正恩氏]

【ワシントン時事】
 北朝鮮の核・ミサイル開発に関連し、米中央情報局(CIA)のポンペオ長官が、金正恩朝鮮労働党委員長の排除を目指す可能性を示唆した。

「体制転換を求めない」(ティラーソン米国務長官)と表明してきたトランプ政権の従来の方針から、一歩踏み込んだとも言える。

ポンペオCIA長官 米メディアによると、ポンペオ長官は20日夜、コロラド州アスペンで開かれた安全保障フォーラムで「朝鮮半島が非核化すれば素晴らしいが、最も危険なのは(核兵器を)支配している人物だ」と発言。

「最も重要なのは、そうした(核)能力から(使用の)意図を持つであろう者を分離することだ」と主張した。

 CNNテレビによれば、長官は講演後の質疑応答で、金委員長の排除を「紛れもなく正しいこと」とは見なさないと述べ、必ずしも体制転換を追求するわけではないと説明した。
 一方で「北朝鮮国民は、彼が去るのを切望しているはずだ」と語り、トップ交代への期待も表明した。 

 トランプ政権は北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止するため、経済と外交を中心に最大限の圧力をかける方針。
 ただ、とりわけ影響力行使を期待する中国の協力は「成果が出ていない」(トランプ大統領)のが現実で、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する中、政権はいら立ちを募らせている。
時事ドットコム 2017/07/22


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