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《2014年12月6日》

 ◇安倍首相は籠池泰典理事長と面識があり、電話や手紙も複数回受けていた間柄(昭恵夫人)

 学校法人「森友学園」が設置認可申請を取り下げた小学校を巡っては、工事請負金額が異なる3通の契約書が存在する。 

 理事長退任の意向を表明した籠池泰典氏は偽造を否定するが、金額以外にも手書きと印字の違いや、 
「最終合意」の文言があったりなかったりすることが11日、分かった。 
 使用目的に応じて手が入った可能性もあり、大阪府は経緯を調べる。 

 ◇工事請負契約書=7億5600万円→大阪府に提出
 ◇国土交通省の補助金申請には23億8464万円
 ◇関西エアポートへの助成金申請では15億5520万円の契約書

 学園は認可申請に際し、資料の一つとして代金7億5600万円と記載された工事請負契約書を府に提出。 
一方、国土交通省の補助金申請には23億8464万円、関西エアポートへの助成金申請では15億5520万円と記された契約書を出した。 

《安倍首相夫人の昭恵さんの講演内容》
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◆関連ニュース
【森友学園】保育園 補助金1000万円不正受給か-大阪市 

 学校法人「森友学園」の籠池(かごいけ)泰典理事長が代表を務める社会福祉法人が運営する「高等森友学園保育園」(大阪市淀川区)が、 
 勤務実態を偽って補助金約1000万円を受給した疑いがあるとして、大阪市は8日、調査を始めた。 

 不正を確認すれば、補助金返還を求める方針。 

 市によると、同園は、常勤で運営管理業務に専従する園長を置けば加算される国の補助金を、2015年度に562万円、16年度に509万円受給。 
 
 だが、大阪府関係者によると、園長である籠池氏の妻は、森友学園運営の塚本幼稚園(同区)でも副園長として勤務しているという。 

 市は、保育園長と幼稚園副園長の兼務は、常勤・専従の規定に違反する可能性が高いとみて、実態の調査を進める。 
読売新聞