中国南部でテロか 刑務所や病院、政府施設など13か所で同時に宅配小包が爆発

――続報――
 【北京時事】新華社電によると、中国・広西チワン族自治区柳州市で9月30日に起きた連続爆発事件で、地元警察当局は2日、容疑者と特定した地元の男が爆発で死亡していたと発表した。
 DNA鑑定の結果、判明した。
 事件による死者は10人となり、51人が負傷した。

 死亡が確認されたのは韋銀勇容疑者(33)。
 柳州市では9月30日から10月1日にかけて計18件の爆発事件が発生しており、韋容疑者が自家製の時限爆発装置を自ら運んだり、小包で配達させたりしたという。
 警察当局は、監視カメラなどの証拠で韋容疑者を特定したとしている。

 韋容疑者は自らが働いていた採石場をめぐり、近隣住民や関連機関ともめており、警察当局は報復が事件の動機とみている。詳細は不明だが、大掛かりな組織的犯行とはみていないもようだ。 
時事通信



▶チワン族(壮族)――主に中国南部やベトナム北部に住居する原住民族である。中国では広西チワン族自治区中西部や雲南省南西部、広東省東部、貴州省南部、湖南省南部などの山間部に約1,854万人。中国最大の少数民族。

※「逮捕した」という報道から「爆発時に死亡していた」に変わったこと、単独犯とされていること、動機に関してなどいろいろと疑問が残りますね。