j 鹿児島県鹿屋(かのや)市の海上自衛隊鹿屋航空基地を離陸した航空自衛隊のジェット機「U125」が墜落した事故で、防衛省は8日、心肺停止状態で発見された6人の死亡を確認したと発表した。

 同省は、いずれも同機の搭乗員と見て、身元の最終的な確認を進めている。

 同省が公表した搭乗員は次の通り。

 機長=平岡勝3佐(46)▽副操縦士=原口司1尉(34)▽機上無線員=白鳥博己(ひろき)准尉(52)▽機上整備員=渡貫郁夫曹長(43)、米沢鉄平2曹(34)▽機上無線員=聞間(ききま)祐太3曹(27)
読売新聞

■“白煙”を確認 不明の自衛隊機、捜索続く
 6日夕方に突然消息を絶った自衛隊の航空機の捜索が、夜になっても続いている。

 防衛省によると6日午後2時35分頃、鹿児島県の大隅半島にある海上自衛隊鹿屋基地の北、約10キロの高隈山の付近で、埼玉・入間基地所属の「U‐125飛行点検機1機が、レーダーから消え消息を絶った。

 この飛行機には自衛隊員6人が乗っていて、鹿屋基地周辺の航空機の電波の受信状況を点検していた。鹿屋基地のカメラでは、周辺の山からあがる白煙のようなものが確認されたという。搭載されている救命無線機からの信号は探知されていないという。

 自衛隊は、日没とともに航空機による捜索を打ち切ったが、約120名の隊員による地上での捜索は夜を徹して行う予定。