B1戦略爆撃機
B1戦略爆撃機

【ソウル時事】
 米太平洋空軍は31日、B1戦略爆撃機2機を朝鮮半島の韓国上空に展開した。北朝鮮が29日に中距離弾道ミサイル「火星12」を発射したことへの対抗措置とみられる。航空自衛隊と韓国空軍の戦闘機とそれぞれ共同訓練を行い、日米韓が連携して北朝鮮への圧力を強める姿勢を示した。

 小野寺五典防衛相とマティス米国防長官は31日午前に電話で協議し、「目に見える形で圧力をさらに強める」との方針で一致。
 B1の展開は日米による抑止力を顕示する目的があるとみられ、北朝鮮が反発を強め、さらなるミサイル発射を強行する恐れもある。

F35ステルス戦闘機
F35ステルス戦闘機

 訓練に参加したのは、米領グアムのアンダーセン空軍基地から出動したB1戦略爆撃機2機と、米海兵隊岩国基地(山口県)所属のF35ステルス戦闘機4機。空自新田原基地(宮崎県新富町)所属のF15戦闘機2機が、九州周辺の空域でB1、F35と編隊を組みながら飛行した。
 B1と空自戦闘機との共同訓練にF35が合流したのは初めてという。
時事ドットコム(2017/08/31)

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