(参考)
※尖閣購入のために集められた寄付金=14億円の使い道について、小池都知事は公明党(安倍政権においては国土交通相は公明党という暗黙の了解がある)に働きかけて新しい灯台を設置する案を検討中とのこと。

 小池知事曰く、「パチンコ屋の光の方が遠方まで届く、現在の灯台はしょぼい」とのことですが、灯台はそもそも海上保安庁交通部が運用する「無線方位(電波)信号所」であり、明るさの認識に於いてパチンコの電飾と比較するのは意味がないと思われます。
(そもそも灯台では人の目の中の角膜に百万分の1(ルクス) の明るさを感じると、ふつうの人は光を認識できるとしているので、パチンコの電飾はおろか携帯ライトの数分の一の光度でも認識できるとされています)

※現在魚釣島に設置されている灯台は、1978年に日本青年社が尖閣上陸決死隊を結成して上陸、設置し、2005年に日本政府に譲渡されたもの。


 ◇尖閣の状況把握体制強化

尖閣
[領海を侵犯した中国公船に退去を促す海上保安庁の巡視船(同庁提供)]

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海や接続水域に今年8月、200隻を超える中国漁船と公船15隻が同時に侵入した事態などを受け、海上保安庁が「尖閣警備専従部隊」の大型巡視船全12隻に映像伝送装置を設置することが29日、分かった。

 巡視船の映像を海上保安庁本庁や官邸でリアルタイムで視聴する体制を強化することで、非常事態時により迅速に意思決定ができるようになる。平成29年度中の整備を目指す。

 海保によると、尖閣警備専従部隊では現在、12隻のうち、ヘリコプター搭載型大型巡視船2隻を含む3隻だけが映像伝送装置を搭載している。
8月の尖閣諸島周辺海域でも利用され、増強が必要と判断した。

 海保は28年度当初予算、2次、3次補正で計約40億円を計上。
 これに合わせ、無線でリアルタイムに転送された複数の映像を同時に視聴できる新システムも導入する。
 官邸や海保幹部が、より的確に現場の様子を把握した上で指揮できるようになる。

 政府は21日に海上保安態勢の強化を話し合う関係閣僚会議を初開催し、尖閣領海警備について「緊急的に整備を進める」との方針を決めている。

 尖閣諸島周辺海域では、国有化した24年以降、中国公船が頻繁に航行。
 今年11月末時点で計177日にわたり、延べ547隻が領海に侵入している。
 海保は今年2月、大型巡視船10隻と、ヘリ搭載型大型巡視船2隻からなる尖閣警備専従部隊を第11管区海上保安本部に配置していた。
産経ニュース