大規模爆発で多数の死傷者が出たレバノン首都ベイルートで8日、政府の対応に抗議するデモが拡大し約1万人が参加した。
 デモ隊に対し、治安部隊(ISF)が催涙ガスやゴム弾を使用、100人以上が負傷して手当てを受けた。ロイター通信が伝えた。

 政権幹部らの辞任を求めるデモ隊のうち、数十人が外務省や政府施設の建物に突入。ミシェル・アウン大統領の写真を燃やすなどした。

爆発の原因物質 韓国から
爆発の原因=インド企業が韓国から「肥料用」として輸入した硝酸アンモニウム

 4日に港湾地域で起きた大規模な爆発では、150人以上が死亡し、約6千人が負傷。爆風などによる住宅の被害は広範囲に及び、約30万人が家を失ったと伝えられている。

 レバノンでは昨年、政治不信を背景にした反政府デモが全土に広がり、ラフィーク・ハリリ前首相が辞任を表明。ハッサン・ディアブ首相が就任後もデモは断続的に行われてきたが、抗議は今回の爆発を受けて激化している。

 9日にはフランスのマクロン大統領主導でベイルートの復興を支援するテレビ会議が開催され、トランプ米大統領も参加予定。(Reuters共同)
産経新聞 2020.8.9

デモ鎮圧のため催涙ガスを発射
治安部隊が暴動鎮圧のために催涙ガスを発射

 ◇EU消防士100人超派遣 ベイルート大規模爆発

【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)欧州委員会は5日、レバノン首都ベイルートでの大規模爆発を受け、高度な訓練を受けた100人超の消防士や救助犬を緊急派遣し、現地当局と共に人命救助に当たると表明した。各種機材も送る。
 オランダ、ギリシャ、チェコは救助活動への参加を確認。フランス、ポーランド、ドイツも支援を申し出た。

 EUの危機管理担当閣僚に当たるヤネス・レナルチッチ欧州委員は犠牲者の家族らに哀悼の意を示し「われわれはレバノンの人々と共にある。さらなる支援を送る用意もある」と述べた。
硝酸アンモニウムを肥料用と偽り輸出
■硝酸アンモニウム(NH4NO3)
重要危険有害性及び影響→人体に有害な影響 ・強い眼刺激。 臓器(血液)の障害。物理的及び化学的危険性→加熱すると爆発することがある。衝撃、摩擦または振動を加えると爆発的に分解。

 ◇レバノン爆発の原因物質、インドの港にも約700トン 韓国から輸入

【8月8日 AFP】インド当局によると、レバノンでの大規模爆発の原因となった硝酸アンモニウム約700トンが、印南部チェンナイ(Chennai)の港に保管されていることが分かった。2015年に韓国から輸入されたものだという。

 レバノンの首都ベイルートの港湾地区で発生した爆発事故では、長年保管されていた2750トンの硝酸アンモニウムを原因とする爆発で少なくとも153人が死亡、5000人以上が負傷した。

 この事故を受け、インド当局は国内の港に保管されている危険物質について調査を命令。チェンナイに690トンの硝酸アンモニウムが保管されていることが分かった。

 コンテナ37個に保管されているこの硝酸アンモニウムは、2015年にインド企業が肥料用として韓国から輸入したものの、実際は爆発物用だったことが判明し、押収された。

 地元の税関当局は、この化学物質が危険を及ぼすことはなく、売却のための競売手続きが進行中であると説明し、懸念の払拭(ふっしょく)に努めた。また「押収された物質は安全に保管されており、市民の安全も確保されている」と強調した。

 硝酸アンモニウムは無臭の結晶で、過去数十年で多くの産業事故を引き起こしている。燃料油と混合すると建設業界で使用される強力な爆発物になる一方で、手製爆弾に使われることもあり、1995年に米オクラホマシティー(Oklahoma City)で連邦政府の建物が破壊された攻撃でも硝酸アンモニウムが使用された。(c)AFP
AFP 2020年8月8日

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大規模爆発 ベイルート
大規模な爆発が起きたベイルートの港湾地区

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