米国は豚の貯金箱「韓国から離れたい」

 ◇「我々は皆が盗みたがっているブタの貯金箱だ」

 ドナルド・トランプ米大統領が米国を「誰もが盗みたがっている貯金箱」に例えながら、「韓国から離れたい」と語ったと伝えられた。

 12日(現地時間)、「ウォーターゲート事件」のスクープ記者ボブ・ウッドワード氏の新刊『RAGE(怒り)』によると、トランプ大統領は2017年6月のゲイリー・コーン当時国家経済会議委員長らとの会議で、「全世界が我々を利用している」「私は韓国と離れたい。米国は韓国人を守るために韓国に対し、3万人の兵力を維持するための費用を出している」「我々は皆が盗みたがっているブタの貯金箱だ」と言ったとのことだ。

ヴィンセント・ブルックス
ヴィンセント・ブルックス在韓米軍司令官(2017)

 トランプ大統領は2017年11月に訪韓した時も、ヴィンセント・ブルックス当時在韓米軍司令官に「韓国は防衛費をもっと払うべきだ」と言った。
 ブルックス司令官はトランプ大統領とヘリコプターに乗って烏山(オサン)空軍基地から平沢キャンプ・ハンフリーズに向かう際、「韓国はこの基地(ハンフリーズ)を建設するため100億ドル(現在のレートで約1兆612億円)使った」と言った。

 だが、特に反応がなかったため、ブルックス司令官は基地建設費の92%に達する金額だとあらためて言った。すると、トランプ大統領は「なぜ韓国がすべての費用を出さなかったのか」と反問したという。

 その後、トランプ大統領はソウルに移動するヘリコプターの中で、サムスン電子の社屋が見えると「あれは何だ」と聞いたので、ブルックス司令官は「サムスンだ」と答えた。
 すると、トランプ大統領は「あの高層ビルと高速道路を見ろ。我々はこれらのための費用を出している。彼ら(韓国)がすべて負担しなければならない」と述べたとのことだ。
イ・ヒョンテク記者
朝鮮日報 2020年9月14日

「米国のおかげで韓国は存在」
トランプ大統領「米国のおかげで韓国は存在」

 ◇「韓国から今すぐ“引け”!」…トランプの「撤退命令」が暴露

 ドナルド・トランプ米国大統領は「韓国から今すぐ米軍を引け」と語ったことが伝えられた。
 10日 米国大衆紙“USAトゥデイ”は、来週発売されるボブ・ウッドワード記者の新刊“RAGE”の内容を引用し、トランプ大統領は同盟国との信頼を揺るがす、先のような発言をしたと報道した。

 ワシントンポスト(WP)の副編集長であるウッドワード記者は、18回以上 トランプ大統領にインタビューをし、本を執筆した。

 ウッドワード記者は、トランプ大統領が同盟関係を壊す危険のある言葉を口にしたとして「一つの例をあげるなら、トランプ大統領はアフガニスタンと韓国から米軍の撤退を望んだ」と主張した。また「大統領は急かした。『彼らを追い出せ』とトランプ大統領が命令した」と本に書いたとのことである。

ジェームズ・マティス
ジェームズ・マティス前国防長官

 この時、ジェームズ・マティス前国防長官(当時)はダン・コーツ国家情報長官(当時)に「これは正気ではない。あまりにも危険だ」と語った。同盟国たちの解体の可能性は、この二人の間でよく議論されるテーマだったと、ウッドワード記者は伝えた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp
Wow!Korea 2020年9月11日

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