◇逃走の男、セペダ容疑者(26)か=邦人留学生の不明事件―仏メディア報道
  時事通信

 ◇チリの放送局がNicolas Zepeda Contreras(26)の名前と写真を報道を始める
Medios franceses identifican a chileno sospechoso del asesinato de joven japonesa

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 【パリ時事】
 筑波大からフランス東部ブザンソンの大学に留学中の黒崎愛海さん(21)が行方不明になっている事件で、一部の仏メディアは5日、当局が重要参考人として行方を追っている元交際相手のチリ国籍の男が「ニコラス・セペダ容疑者」だとして、実名と顔写真を報じた。

 チリのメディアは、男を26歳と伝えている。

 黒崎さんは昨年12月4日に消息を絶った。セペダ容疑者は同7日ごろにフランスを出国し、チリに帰国したことが分かっている。仏紙パリジャンは、同容疑者が帰国後、生まれ故郷のチリ南部テムコに向かった可能性があると伝えた。

 黒崎さんは12月4日夜、ブザンソン近郊で同容疑者と食事後、2人で寮の自室に戻ったとされる。パリジャンによると、セペダ容疑者は黒崎さんの失踪直前、スイス・ジュネーブの空港に到着し、レンタカーを借りた形跡があった。警察が捜索した結果、部屋から黒崎さんのスーツケースとパソコンが持ち去られていたことも分かった。

 失踪後、黒崎さんが携帯電話やクレジットカードを利用した形跡がないことなどから、地元警察は殺害された可能性が高いと断定。殺人容疑で同容疑者を国際指名手配し、チリ当局と連携して行方を追うとともに、黒崎さんの捜索に全力を挙げている。 
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